日曜の夜、洗濯物を畳みながら、月曜の会議のことばかり考えていた。シャツの袖を折っては開いて、三枚しかないのに十分かかった。
翌朝は、半年かけて作った案の説明だった。上司は先週「一度白紙にしよう」と言った。何を変えれば通るかを聞いたら、「そういう段階じゃない」と返ってきた。会議では、白紙になった理由を私が説明することになっている。
仕事が嫌すぎて、転職していい時期を聞いた
夜、転職するならいつがいいのか、占いで聞いてみた。手帳も開いて待っていた。何月と言われたら、そこに丸をつけるつもりだった。
「時期を知りたいのは、辞めるほう? 探し始めるほう?」
思わず、手帳から顔を上げた。私の中では、それは同じ日だった。辞めると決めた人だけが求人を見ていいような気がしていた。
「探し始めるほうなら、今日でも困らないです」と答えた。自分の声が、さっきより少し普通だった。
電話を切って、前に作った職務経歴書を開いた。今の仕事の欄には「社内調整」としか書いていなかった。半年かけて何を調整してきたのか、一行書いてから寝た。手帳のどこにも、まだ丸はつけていない。


