内定のメールを開いたまま、夕飯を食べた。うれしいはずなのに、返信ボタンに触れなかった。面接の帰りに見た夕方の電車は混んでいて、毎日この時間に乗るのかと思ったことを思い出した。

占いで「この会社に決めていいですか」と聞いた。話している間に、自分が「働き方のこと、しつこいと思われたくなくて聞かなかった」と何度も言っていることに気づいた。





内定を承諾する前に、会社に聞き直したこと

翌朝、採用担当に、入社直後の出社頻度と、慣れてからの働き方を尋ねた。メールは四行になった。送ってから、面接のときに聞いたほうがよかったかなと気になった。

返事には、最初の一か月は出社が中心で、そのあとはチームで曜日を相談する、とあった。さらに「配属先の担当と話す機会を作れます」と書いてあった。

私はその場で承諾する代わりに、話す時間をお願いした。夕方の電車に乗る回数がゼロになるわけではない。それでも、何を引き受けるのかが少し見えて、ようやく内定をもらったことを誰かに話したくなった。